ライブウォーカー バンドマンに捧げる不定期コラム

モテない男必見!ナンパをするならロック系ライブハウスで

『ロック系女子は女子力が低い?』

 

タイトルからいきなり敵をつくるような発言しちゃいました。これ、良い意味ですからね! 良い意味でライブハウスに生息するロック系女子力が低いのです。

 

普通の女子だったら、お洒落なカフェやクラブで、流行のラブソングと美しい夜景をバックに「僕と付き合ってください(with決め顔)」と言われるのが理想だろうに、ロック系のライブハウスって場所は、汚くて、うるさくて、酔っ払いばかりで、流れる音は爆音で『FU◯K!』『S◯X!』『玉砕せよ!』ってそんなんばっかりですよ?

 

こんな鉄火場に来ている女子の多くは『女子疲れしてる女子』なのです。

 

自分の感覚で自由奔放に遊んでるほうが好きな女子。ブリッ子してる暇があったら、体裁など気にせずに、ロックの爆音でハジられる逞しい女子なのです。そもそも、そんな彼女たち自身がロックバンドをやってる可能性も大。

 

彼女たちはチヤホヤされることを望んでませんから、君が「スタイリッシュな男」である必要がありません。自分が話したいことを話せばいいだけ。そこから先は相性の問題です。ですから、女性の荷物を持つような紳士である必要もありません。そもそも、彼女らの半分くらいは普段からアンプとか楽器とか担いて歩いていますから!

 

そして、ハメを外しに来ている女子が多い!

 

爆音の中『F◯CK!』などと絶叫している現場に来る以上、本能の爆発を求めているのは間違いないです。日頃のうっぷんや退屈さを『ハメを外す』という形で発散したいのです。

 

中にはお酒の飲めない女子もいますから、それこそロックの爆発力に身を委ねます。音の渦で本能を開花させるのです。このように、はなからハメ外すのが目的で来ているんだから、君が盛り上げる必要は一切なし! 転んだ女子を心配する必要もなし! 転ぶなんて可愛いものです。彼女らは、自ら頭を振り乱し客席にダイブする肉体派。

 

つまり、歯の浮くような気遣いなどは大きなお世話だってことです。あとは簡単、自分もひたすら盛りあがってりゃ良いだけだ! あっという間に仲良し決定。

 

ここでのポイントは、日頃から「ハジけられる己」を作っておくこと。爆音でフィーバーしてる女子と仲良くなるには、当然の如く自分も同じようにフィーバーしてることが必須。価値観の共有ってやつですね。

 

おしゃれの必要もないし、気遣いや軽妙な話術も必要なし。君に求められるのは、世間の飲み会ではウザがられるほどのハイテンション! ただそれだけ。間違っても周りの目線など気にせぬように!

 

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ナンパするならライブハウス? (2)

 

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企画&ライター 浅井陽 - イラスト担当:こむじむ