イベント会場の魅力探索ガイド Vol.24
練馬文化センター
みどりの風吹くまち 練馬の文化発信拠点
練馬駅北側に広がる「平成つつじ公園」に隣接する、練馬区民のための文化施設、通称「ねりぶん」。区の木「コブシ」と区の花「ツツジ」が愛称のホールを有する。1983年4月オープン、2006年5月改修リニューアル実施。
大ホール(こぶしホール・2層1,486席)、小ホール(つつじホール・592席)を中心に、リハーサル室、集会室(和室・洋室)、保育室、ギャラリーを併設する。
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「本格的」を気軽に、よりどりみどりのオンステージ
大ホール(2F・こぶしホール)は、吹奏楽コンクールや定期演奏会でもおなじみ、思い出の1ページを彩ってきた区民が主役のステージ。
プロセニアム間口18m、脇花道のあるステージで、クラシックやポップスのコンサート、演劇、バレエ、伝統芸能などプロからアマまで、幅広いジャンルの多彩なイベントが開催される。
練馬文化センター名誉館長は狂言師の野村万作氏。
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まちの歴史を回顧する、煉瓦づくりの大ホール
オーソドックスな真紅の客席とレンガ壁で統一された温かみのあるシンプルな意匠。どことなくノルタルジックに、かつてこの地にあった煉瓦づくりの紡績工場を回顧させる。
1階席864席(車いすスペース12席)、2階席610席。2階左右のウイングに一段高いバルコニー席(各9列45席)。オーケストラピット使用時はA〜D列110席分が減少。
満席時の残響時間2.3秒。音響数値だけでは測れない、このまちの記憶が響いている。
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初めてのホール利用も安心、プロのスタッフがサポート
高さ18mのステージ上部フライズに、さまざまな演出効果が得られる紗幕やホリゾント幕、スクリーン、クラシック演奏で用いる音響反射板セット、緞帳や袖幕、照明器具が吊られている。
吊物バトンは16本。昇降は「手引き」と「電動」の両方が使われており、照明バトンはすべて電動、美術バトンなどは手引きで行っている。
多様な催しに対応する公共ホールとして、舞台・音響・照明、プロのスタッフがハレの舞台をサポート。
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NERIMA GREENはためく、駅前広場を望むホワイエ
2006年のリニューアルでバリアフリーが充実。2Fロビーまではエスカレーターとエレベーター完備。ホワイエから車いす席への移動もスムーズ。どなたでも気軽に文化的な催しが楽しめるように配慮されている。
各階ロビーと大・小ホールのホワイエ内に自動販売機があり、1Fロビーには「とろみ」付き飲料が選べるカップ式自動販売機も導入。
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文化が花咲くつつじホール、バンドライブもおまかせ
1F小ホールはワンスロープ592席(車いす4席)、舞台幅14.5m。大ホールと同様、幅広い演目に利用でき、ジャズやバンドライブ、寄席、教室の発表会にも使いやすい。
2Fロビーにノイベルト社製バッハモデルのモダン・チェンバロを展示。チェンバロの魅力にふれる入場無料のコンサートやワークショップを定期的に開催。
ねりぶん常駐ロボットのペッパー君、ときどきお疲れモードのうなだれ姿がご愛嬌。
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練馬駅中央北口より徒歩1分、平成つつじ公園を隣接
1947年8月、東京23番目の特別区として誕生した練馬区。23区内でもっとも緑豊かで、近隣には芸術系大学があり音楽家も多く住むまち。区民が自ら参加する文化活動も盛んだ。
練馬文化センターでは、毎年「練馬区新人演奏会」出演者選考オーディションを開催。若き音楽家たちが、みどりの風吹くまちのステージから活躍の場を広げている。
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所在地:練馬区練馬1-17-37 西武池袋線練馬駅からのアクセス・周辺駐車場・公式サイト
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