イベント会場の魅力探索ガイド Vol.25
三鷹市芸術文化センター
三鷹のゆめ羽ばたく 風と星のホール
音楽・演劇・美術、さまざまな芸術の受発信と創造をコンセプトに1995年「文化の日」にオープンした三鷹市の芸術文化施設。
美しい響きをもつ『風のホール』、多彩なステージを演出する『星のホール』、アートスタジオと音楽練習室を併設し、オリジナリティあふれる企画、地域に密着した質の高い活動を展開。
トウキョウ・ミタカ・フィルハーモニア、みたかジュニア・オーケストラ(MJO)の本拠地。
*
風そよぐコンサートホール、2管編成オーケストラに対応
風のホールは、クラシック音楽を主体にアコースティック演奏に理想的な響きをもつシューボックス型コンサートホール。
オープン形式のステージ間口14.6m、奥行き7.6m。昇降床機構で奥行き9.6mに拡張し、2管編成のオーケストラ演奏に対応。全625席(1階440席、2階バルコニー185席)
木のぬくもりと気品にみちた内装、優れた初期反射と音響性能によりクリアーで豊かな響きを実現。満席時の残響時間1.8秒。
*
鋼の弦が共鳴する、風のホールの楽器たち
ピアノはニューヨーク製スタインウェイD-274とベーゼンドルファー275(92鍵盤)、バロックや古楽を奏でるチェンバロを完備。
国内の公共ホールでは珍しいNYスタインウェイは、プロのピアニストから評判が高く、録音でも使用。また、三鷹出身の指揮者・沼尻竜典(ミタカ・フィル音楽監督)の「弾き振り」によるモーツァルトピアノ協奏曲ではウィンナー・トーンのベーゼンドルファーが選ばれる。
風のホール楽屋は3室。うち個室2室(ユニットバス付き)、楽屋2にアップライトピアノ常設。
*
星きらめくシアター、一体感と創造性に満ちたステージ
星のホールは250席。演劇、古典芸能、映画などセリフのある演目を主体とした可変式の劇場型ホール。満席時の残響時間0.9秒。
プロセニアム形式のステージ間口10.8m(最大14.4m)、奥行き11m、高さ6m。大迫り・小迫り完備。
座席を反転させて床下に収める「反転迫り」システムにより、平土間、センターステージ、ストラトステージなど多彩なバリエーションを実現。
*
舞台を支える、星のホールの仲間たち
躍動感あるステージを演出するダイナミックな音響・照明、電動昇降式の吊物機構。投映室にはデジタル映写機と2台の35mmフィルム映写機も現役で活躍中。趣向をこらしたシネマ企画が好評。
星のホール・ピアノは国産フルコンのヤマハCF-III S。視覚的な演出効果を取り入れた発表会にも好適。
4室ある楽屋のうち楽屋3にアップライトピアノ常設。B1控室(有料)に畳の和室タイプも用意。
*
時空間ランデヴー、MITAKA館内アートワーク
【A】三鷹ゆかりの美術家・高松次郎 原画の緞帳「はばたく永遠」(星のホール)
【B】彫刻家・豊福知徳「CAELUM 又は 空濶 '95」(星のホール・ロビー)
【C】大塚オーミ陶業「翔べ、色たちよ! 跳ねろ、音たちよ!」(B2Fエントランスホール陶壁画)
【D】陶芸家・中村錦平「漂ウ共同幻想体」、かくして三鷹に登場(フェスティバルスペース)
【E】建築家/彫刻家・川上 喜三郎のレリーフ「Crystal Chord」(風のホール・ロビー)
*
「観る、聴く、感じる、参加する」+創作・練習の場も充実
連雀通りと公園の緑に面した南北に長い敷地に、ブリッジでつながったホール棟とエントランス棟、その両岸をむすぶ「時の川」のようなフェスティバルスペースが空に向かって開かれている。
5分割できる美術展示・創作室、4つの音楽練習室があり、日々の練習・創作活動のための施設も充実。
日本野菜ソムリエ協会認定レストラン「カムラッド」では新鮮な武蔵野やさいたっぷりのランチメニュー、ティータイムやディナーが楽しめる。
*
所在地:三鷹市上連雀6-12-14 中央線三鷹駅からのアクセス・周辺駐車場・公式サイト
※このページはライブウォーカーによる企画・取材・編集コンテンツです。当サイトは三鷹市芸術文化センターおよび、三鷹市、公演主催者、スポンサー等とは関係ありません。また、敷地内の写真は許可を得て撮影しております。画像・文章の無断転載等は禁止いたします。
魅力探索ガイド一覧(バックナンバー)