ライブやろうぜ!ステージファイル Vol.23
両国 SUNRIZE
- 両国SUNRIZE について
- 両国という音楽とは縁が薄い街にたたずむライブハウス。しかし、この両国のライブハウス、SNSでその名を目にしない日はないほどの注目を集めている。そこには気さくなスタッフと特異な土地柄が培った独自のライブ文化が花開いているのだ。2009年11月、前身の四谷FOURVALLEYから、新たなスタッフ達と共に「両国SUNRIZE(サンライズ)」として独立。新たな歴史を刻み続ける。姉妹店に赤坂CLUB TENJIKUがある。
- 両国SUNRIZE お問い合わせ
- 両国SUNRIZE 公式サイト
墨田区両国4-36-6 ガラス会館B1F
出演バンド募集・ジャンルはオールジャンル。チケットノルマ じゃ¥2,000×10枚 機材費¥2,500(平日・バンド)
ライブハウスの中の人に話を聞いてみた〜両国SUNRIZE編
このコーナーはライブハウスでバンドをサポートしてくれる「中の人」に突撃インタビューして色々お話を聞いてしまおうというコーナーです。中の人の皆様、ご協力ありがとうございました。
池田浩之氏(左・店長)もりお(中・ブッキング) アライ先輩(右・ブッキングマネージャー)
両国SUNRIZE公式ページ - Twitter - facebook
本日は「両国SUNRIZE」店長の池田さん、スタッフの「アライ先輩」さん「もりお」さんにお話お伺いいたします。池田さんはオープン当時から店長だったのですか?
池田両国SUNRIZEオープン当時(2009年)はバイトでした。店長になって今年(2015年)で3年ぐらい。僕で三代目の店長になります。初代店長は辞めて、二代目店長は今の社長になってます(笑)
サンライズの前身は「四谷FOURVALLEY」だと聞いていますが、今も関係しているのですか?
池田今はもう関係ないですね。「四谷FOURVALLEY」の頃からのスタッフもいますが、ほぼ新しいスタッフでやっています。
続いてブッキングマネージャーの「アライ先輩」の紹介お願いします。
アライ先輩僕は元々は「両国FOURVALLEY」時代に出演者として出入りしていたんですが、両国SUNRIZEに変わって池田店長から「ウチで働かない?」と誘われまして、2014年の1月からブッキングを担当、今年に入ってからブッキングマネージャーとなりました。
1年でブッキングマネージャーに昇格したんですね。
アライ先輩前任のブッキングマネージャーさんが辞めちゃったんで、そのまま繰り上がった感じですね(笑)。
では次に「もりお」さんの紹介をお願いします。
もりお僕は今月からブッキングとして働いてます。
SUNRIZEでのお仕事はどうですか?
もりおそれはもう楽しくやらせてもらってます(笑)。
出演しているバンドですがとても濃いバンドが目立ちます。例えばエロティックカリスマバンド『経血マドンナ』とか…。
池田ああ、「経血マドンナ」ね。このバンドのベース&ボーカルの一美(ひとみ)さんは先月までSUNRIZEのスタッフだったんですよ。1年くらい働いてくれていました。
ああ、そういうことだったんですね。よりいっそう濃いイメージが…(笑)。
池田爽やかなバンドもいますよ! ライブに関してはブッキングによって違ってきます。まあ、一美さんのイベントは非常に濃かったですけどね(笑)。
両国周辺エリアには特定の音楽ジャンルの印象がないので、出演バンドのカラーがライブハウスのイメージになりそうです。
池田両国にはSUNRIZE以外にライブハウスがないですからね。今はロック、弾き語り、ハードコアからアイドルまで色んなバンドが出ています。なるべくジャンル分けはしないように心掛けてます
ここ最近の音楽シーンの変化による影響はありますか?
アライ先輩アニソンの盛り上がりであったり、アイドルの台頭であったり、バンドだけじゃなくなってきた部分はあると思います。インディーズバンドだけではなく、色んなジャンルの色んなシーンの人たちが活躍しだしてると思います。アイドル系については秋葉原からのアクセスっていうのもありますね。そこもうちの強みですね。
『両国無法地帯』『一曲勝負』『終始無言』
両国ならでは…、となると相撲関連のイベントはないのですか(笑)
池田ないですね(笑)。ただお客さんとして相撲の力士が来てるのは一回だけ見たことあります。
ぜひライブハウス史上初?の相撲イベントを期待したいです。
アライ先輩ですね! 『両国無法地帯』っていう何でもありのイベントもやってるんで相撲もぜひ! まあできれば音楽をやって欲しいですけど(笑)。
両国無法地帯? 気になります!
アライ先輩超ノンジャンルイベントです。バンドと、オケを使って歌うシンガさんーと、弾き語りと、アイドル…、というような普段だったらあり得ない組み合わせのイベントで、かなり盛り上がっています。 組み合わせによってノリが変わりますが、ノンジャンルというコンセプトを楽しんでくれてると思います。
(※編 次回の「両国無法地帯」は、7/3(金)・7/16(木) - 7月スケジュール)
他にもまだまだありそうですね。
池田『渾身の一曲勝負!』といって、一人で一曲、5分以内のライブをやってもらうっていうのがあります。普段謳わないドラマーやベーシストに歌わせたりと、ちょっとした罰ゲーム感もありますね。でも、お酒はかなり出ますよ(笑)。緊張するのか、出番前にいっぱい飲んじゃってたりで、終わるころには宴会みたいになってます。
(※編 次回の「渾身の一曲勝負!」は、7/1(水) - 7月スケジュール)
出演者が飲むんですね(笑)。一人一曲だけだと出演者も大勢になりそうです。
池田前回は30組…、ようするに30人出ましたね。平日は20組ぐらいですが。土日祝日は30組ぐらいです。今までの変わりネタだと、エアギター、朗読…、そう、着物を着た女性が官能小説を読むってのもありましたね。もう「一曲」じゃないですよね。もちろんアカペラや弾き語りといったものもありますよ。
しかし、両国でこんなイベントが繰り広げられてるとは…。
池田他にも、過去のものだと『終始無言』というのがありました。喋っちゃいけないライブ。出演者が喋っちゃいけないんですよ。演奏のみの、MC完全無しのライブです。それを、あえてよく喋るバンドにやらせるんです。まあ頑張ってましたが、お客さんまで喋っちゃいけない空気になっっちゃったりで…(笑)。
どちらかというと焼酎のが好きですね(笑)
ところでBARのビールの種類がスゴイです。
池田最初は5種類くらいだったんですが、ちょっと振り切れてみようかなと思って、どんどん増やしてみました。
池田さん自身がビール党なんですか?
池田いや、そうでもないです…。どちらかというと焼酎とかのが好きですね(笑)でも、ビール好きな人って多いじゃないですか。
ここまでビールを揃えているのは驚きです。
池田平日限定で200円引きとかもしてますよ。ネットでも検索しても出てこないような両国の地ビールも取り扱ってます。営業の方と直接取引した店だけが扱ってる「ヴィルゴ・ビール」というものです。
超レアなビールが味わえるんですね。
池田はい。そこは売りにしてます。
それでは最後にズバリ言いたいこと、ぶっちゃけたいことをお願いします。
池田そうですね〜、あえて言うなら…、「東東京のライブハウスはウチだけでいい!」
それ、このシリーズの三軒茶屋HEAVEN’S DOORのHolly氏のインタビューで聞いたような(笑)
池田いいすぎちゃったかな(笑)?
いやいや、微妙にエリア指定も入っているのである意味安心です(笑)。ではアライ先輩。
アライ先輩なんだろうな〜、う〜ん…。
池田「社長、給料上げてください!」じゃないの?
アライ先輩それだ!!
それ、超内部事情ですよー (笑)
アライ先輩大丈夫です。面白く書いといていただければ…。
責任がこっちに来た(笑)。じゃあ踏み込んで聞きますが、給料が上がったら仕事にいい影響は出そうですか?
アライ先輩心の余裕が出来るかなあ…。(一同爆笑)
スタッフが飲むビールを0円にしてほしいです(笑)
それ、今が深刻な状況ということなんじゃ…。
アライ先輩でも給料で潤っても、羽振りが良くなってバンバンみんなと飲みに行っちゃうだろうな~…(笑)。
アライ先輩、ブッキングがお仕事ですよ!
アライ先輩そうですね〜。だから、『アライくんと飲みたいから両国SUNRIZE出ようぜ!』ってなってくれたら良いんですけどね(笑)。
スタッフと仲良くなることはいいことです(笑)それでは最後に新人のもりおさん、お願いします。
もりお入ったばかりで申し訳ないんですけど、スタッフが飲むビールを0円にしてほしいです(笑)。ビールだけでいいので…。(一同爆笑)
池田過激なこと言うなあ(笑)。
その権限は社長さんですか?
池田いや、そこは僕になりますね。
まあ、『仲の良いスタッフ同士だからこその本音』ということで締めましょう(笑)。本日はありがとうございました。
一同ありがとうございました。
インタビュー特集一覧(バックナンバー)