«性格診断» 管楽器編
さあ気を取り直して。鍵盤楽器に続いてラストの管楽器にいってみましょう。
華やかにしてインテリジェンスをも感じさせる魅惑の楽器。光り輝くメタルボディーと恍惚の演奏スタイルは、ステージを二倍にも三倍にも煌びやかに彩ります。しかし、こちらもキーボードと同様に、近年では活動の場も減ってきた模様。今では、公園で練習してる人のイメージが強いかもしれない…。
だからといって公園で光り輝いてる訳じゃありません! それでは診断スタート。
とりあえず一言でいうならば…
『コミュ障!』
まあ、管楽器と言っても色々ありますけどね。おなじみのサックスから高音はフルート、低音はチューバまで。それこそオーケストラなりビッグバンドなり、元々は、管楽器だけで現代のポップバンドの編成を担うのが常識でした。管楽器は音楽文化を飛躍的に華やかにしてくれた優れものと言えるでしょう。
確かに、あの開放感溢れる音色は強烈に心に残ります。
天空の城ラピュタでパズーが吹くトランペット、ルパン三世のイントロ、加藤茶のストリップコント…。
全ての映像が、瞬時にして目の前に浮かびます。これは管楽器特有の豪華な音色だからこそ成しえる技。
ただ、それ以前に、根本的な部分を確認しておかなければならい事が一つあります。
あの楽器、単音しかでません!
管楽器が伴奏するには、複数人いないと和音が出ない。それ故に、単体参加の時はソロ以外にすることありません。
結果、ギター以上にソロ専門!
(というか、ギターは結構伴奏してます)
自分のソロが終わったら、バンドの演奏中にも関わらず、お客さんをナンパしてる管楽器奏者なんてのもいるそうで…。コヤツらは、完全に自分しか見てません!
しかし、ジャズ全盛期から比べると、そのニーズは激減。スカバンドなどでは絶対的に必要なパートですが、ロックバンドやポップバンドではその存在が明るみには出なくなりました。
今現在の音楽シーンにおいて、メインストリームな楽器なのか? というと、やっぱり微妙な立ち位置に押しやられているのが現実。そんな事情によって、バンドで揉まれる事も少なく、良くも悪くも放置され気味。
それでもやっぱり、良くも悪くも半永久的に己の快楽のみを追求できるパートですから、出番が少なかろうが、確固たる自己愛は健在。
結果、「自意識の高い補欠メンバー」として形成されます。
しかし自信とは恐ろしいもので、人間って、なんだかんだ自信のある人に惚れしまう事が多く、ナルシズムと積極性を兼ね合わせた人間は、人類の起源と同時にモテキャラ決定。
そんな人種ですから、ためらいなく、甘美なセリフと積極的なモーションであなたを口説き落とすはず!
全国の良識ある皆様(特に女性)は用心してください。
コイツら絶対ジゴロですよ。
羨ましいと言えば羨まし… おっと!
以上
<あとがき>
さて、三週に渡って公開してきましたが、今回でひとまず『楽器別性格診断』はおしまい。いかがでしたでしょうか? あくまで一個人の経験に基づいた結果ですが、実はコレ、以前、某CDショップさんでの討論会の内容も含んでるんです。あながち適当でもないんですね〜。
楽器って不思議なもので、やってるうちに楽器の特性に染まる人も多いです。ひょっとしたら、自分の性格と真反対と思われる楽器に挑戦しても面白いのでは?
そして、何よりも一番大切なことを教えてあげる!
モテたいなら楽器やるな!(電車内で楽器持ってる人間に対する白い目ときたら…)
嘘でもいいから『雲を撮り続けて10年のカメラマンです』とでも言っておくのがおススメ。
紳士的でアーティスティックで、かつ飯食えてそうなイメージがムンムン!
私たちの大好きな音楽って、汗臭くて酒臭くて、かつ全く金が無さそう…、
もう言わなくてもわかるよな(iДi)!! ま、それでも音楽が好きなんだからしょうがない。とことん泥臭くいきましょう! 同様に、おそらく次回のコラムもドロッドロな内容ですので、モテたい方は読まない方が賢明。読むなよ!? 読むなよ!? 絶対読むなよ!?
それではまた〜!
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「パート別性格診断」