ライブウォーカー バンドマンに捧げる不定期コラム

«性格診断» ギタリスト編

 

ではボーカリストに続いてギタリストへいきましょう。とりあえず、ステレオタイプな診断をさせてもらうならば…

 

『THE ・俺様』

 

もうこれに限る。

 

ロック界隈では、ほぼ全曲にソロパートがあるくらいの出たがりパート。

 

弾き始めは、コードを押さえるのも一苦労だし、Fコードなんていう人体の法則を無視したような難関も存在するし、まあ〜、まともな音を出すのに時間がかかる楽器なんですけどね。

 

慣れてしまえば、たちまち化ける楽器なのは周知の通り。

 

そして、これまでいったいどれだけのギタリストたちが己の見せ場(ギターソロ)でステージの主役をかっさらっていった事でしょう。

 

実際には、リズムギターと言われる裏方に徹するギタリストさんもいますし、ジャンルによっても立ち位置が変わる不思議な楽器でもありますが「ギターヒーロー」って言葉があるくらいだからボーカルとフロントを二分する人気パートであるのは間違いないんです。

 

しかし、近年のダンスミュージックの隆盛ぶりや、王道ロックの需要の減少を期にギターヒーローの存在も影を潜め、今ではすっかり優秀で出しゃばらないギタリストさんも増えてきました。

 

とかく主張が強く、問題行動を起こす担当だったはずのギタリストさんが、まさかの良識派へとシフトチェンジ! これでバンドもスムーズに…

 

なんて思われがちなこのご時世ですが…

 

ワタクシの意見としては、ギターはエゴで良いんです!

 

あのマイケル・ジャクソンは、スラッシュ(GUNS N' ROSES)やエディ・ヴァン・ヘレン(VAN HALEN)、ステーブ・ルカサー(TOTO)といった激烈エゴギタリストをゲストに招き、己の個性とバッチバチに勝負させる事を好んだくらいですからね。

 

ダンスミュージックにだってエゴが必要。ボーカルを脅かさないギタリストなんて必要ありません。

 

ギタリスト = 絶頂担当 = 魅せるオ○ニスト! これで行きましょう(←なぜか進路相談になってる)

 

とまあ、ボーカルとギターのフロント二大巨頭は、事あるごとにバッチバチに勝負する永遠のライバル。その存在は多くの人達の憧れでもあり、さぞや煌びやかな生き方をしてるだろうと思われがちなんですが、

 

実は、神格化され崇拝の対象になりやすく、結果、周りにはドM気質のファンや人間が集まり、全うな恋愛対象と出会う機会が少ないとの情報も…。

 

満たされぬから輝く…。煌びやかさと引き換えに、荒波に乗り続けるパートなのかもしれません。

 

って、それも自分

で選んでるんだろうけどねー(笑)

 

続いてはベーシスト編。

 

<<次へ進む>>

ベーシスト編 (3)

 

コラムトップへ戻る

企画&ライター 浅井陽 - イラスト担当:こむじむ